<2020年6月のひとりごと>

 D・カーネギーの「道は開ける」の第17章にレモンの効用がある。

カーネギーが本書を執筆中のある日シカゴ大学を訪れ、総長に悩みから逃れる方法を
たずねたところ、こんなふうな答えが返ってきた。

「私はシアーズ・ローバックの社長、故ジュリアス・ローゼンワルドの
『レモンを手に入れたら、レモナードを作れ』という忠告に従うように心がけている」
(レモンという言葉に不快なものという意味がある)


 これこそ偉大な教育者が実行していることなのだ。だが、愚か者はこれと正反対の
ことをする。
彼は人生の贈り物がレモンとであると知って、あきらめ顔で「私は負けた。これが運命だ。
もはやチャンスはない」なとど言い出す。

そして世間に文句をつけ、自分を甘やかして放蕩の限りを尽く すようになる。
けれども、賢い人はレモンを手にして自問する。

「この不運からどんな教訓を学ぶべきだ ろう?
 どうしたら周囲の状況がよくなるであろう?
 どうすればこのレモンをレモナードに変えられるだろうか?」

 

 一生を費やして人間とその潜在能力を研究した偉大な心理学者
アルフレッド・アド ラーによれば、人間の驚嘆すべき特質のひとつは
「マイナスをプラスに変える」能力であるそうだ。

いま、もし希望を失いかけている者が居たなら、カーネギーのこの言葉を贈りたい。

「運命がレモンをくれたら、それでレモネードを作る努力をしよう」

                                      
以上

 

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